Gufo2/5の日記:週間米株式市場まとめ

先週の米株式市場の動きを時系列にまとめています。

【米国株 #0214】高止る原油価格・ハイレベルな国債利回りと株式バリエーションの調整(2026/09/07 - 09/11)

トピック:
1. 原油高騰:WTI原油先物は5月以来初めて再び1バレル100ドルを突破!
2. 債券利回り高水準:10年物、30年物、2年物の国債利回りが長期的ハイレベルに!
3. 86.5%:FRBによる利上げ予測高まる!

こんにちは、Gufo2/5です。先週の米国株式市場の動きと今週の予定をまとめます。

月曜日、休場(レイバー・デー)。火曜日、ソフトウェア関連株が値を下げ、原油価格が上昇したため、主要3株価指数は揃って下落しました。水曜日、原油価格の急騰、国債利回りが上昇したことで、主要3株価指数は反落して取引を終えました。木曜日、FRBの利上げ懸念の強まりと国債利回りの上昇によって、主要3株価指数は4日連読の下落となりました。金曜日、原油価格の反落、強固な消費者物価データを受けて、主要3株価指数とも上昇して取引を終えました。但し、主要3株価指数はいずれも週間では下落しました。

今週は小売売上高の発表が予定されており、FOMCも開催されます。原油価格の上昇が小売売上高に重くのしかかっているかもしれません。利上げが見込まれているFOMCですが、ウォーシュFRB議長の発言が気になるところです。

1.米国主要株価指数&米国債金利

米国主要株価指数・米国債金利・市場センチメント

パフォーマンス(米主要3指数・債権利回り)

1-1.マーケット記事斜め読み(①市場関連)

09/08
  • この日の市場は、あらゆる方向からの逆風に晒されているように感じられた。
    • 「この動きの原因はいつもの常連(主な要因)、すなわち原油、米国債、関税に行き着く。」(Charles Schwab)
  • S&P 500は2026年に約12%上昇しているが、8月13日に記録した過去最高値からは約1%低い水準にとどまっている。
    • 同株価指数の予想PERは6月初旬の21倍から19倍へと低下した。この割安化は、堅調な第2四半期決算発表を受けた予想利益の上方修正を反映している。(LSEG)
  • S&P 500 ソフトウェア・サービス指数(1.4%↘)
  • Salesforce(CRM:3.90%↘)、Intuit(INTU:4.14%↘)、ServiceNow(NOW:4.99%↘)
    • OpenAIが先週発表した最新モデルGPT-6 Astraにより、AIが専門特化型ソフトウェア企業の既存サービスと競合するのではないかとの観測が再燃した。
    • 「Astraはソフトウェア産業の破壊に対する懸念を再燃させ、半導体株やデータセンターの設備投資の恩恵を受ける銘柄が買われる一方でソフトウェア株が売られるという、一時期見慣れた古いトレンドを再開させた。」(Argent Capital Management)
  • Intel(INTC:9%↗)
  • Qualcomm(QCOM:3.2%↗)
    • AmazonとのカスタムAIチップ開発における提携を発表した。
  • 米国・イスラエルとイランとの戦争は依然として株式市場の重荷だ。
    • 6ヶ月におよぶ中東戦争の大幅な拡大が懸念され、原油価格は6週間ぶりの高値をつけた
      • ブレント原油先物は1バレルあたり98ドルを超え、一時100ドルの大台に迫った。一方、WTIも1バレルあたり93ドルを上回った。
      • イエメンのイラン支援勢力フーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設を攻撃し、石油設備が炎上した。
      • 「(月曜日)米国による新たな攻撃に対して反撃する。」(イラン)
    • 「米国とイランの衝突は、一時的な混乱というよりも、市場における長期的な背景(前提条件)の様相を呈し始めている。」(loanDepot)
    • 「中東における地政学的緊張の高まりがウォール街の投資家心理を冷やしている。原油価格の上昇によってインフレリスクが債券市場の議論の最前線に浮上する中、木曜日と金曜日には重要なPPIとCPIの発表が控えている。」(Interactive Brokers)
  • S&P 500 エネルギー指数(1%↗)
    • Marathon Petroleum(MPC:2.4%↗)、Occidental Petroleum(OXY:1%↗)
  • 200億ドル強の米国製品に対するカナダの報復関税が発効した。
    • 「貿易戦争に勝者はおらず、敗者しかいない。より有利な取引を引きだそうとする強気な姿勢の裏側を見れば、こうした関税合戦は単に相手の損害を自分より大きくしようとするゲームに過ぎない。しかし歴史的に見て、真の敗者は常に過剰に釣り上がった財やサービスの代金を支払わされる消費者だ。」(Pave Finance)
09/09
  • ブレント原油は警戒水準である1バレル=100ドルを超えて上昇した。
    • WTI原油も1バレル95ドルを上回った。
    • 7ヶ月目に突入した米国・イスラエルによる対イラン戦は、地域全体の紛争拡大への懸念を強めており、原油高がインフレを助長する格好だ。
  • 指標となる10年物米国債利回りは、2023年11月以来の高水準に上昇した。
    • 投資家は米国財務省が計画している60億ドル規模の長期債買戻しについても、一部で100億ドル規模への拡大が期待されていたため失望感を強めた。
    • 「特に第3四半期の決算発表シーズンに入るまで業績予想に関する材料が少ないなか、市場に不透明感が残る要因となっています。」(U.S. Bank Wealth Management)
  • Apple(AAPL:0.3%↘)
    • ジョン・ターナスCEOのもとで初となる恒例の製品発表イベントを開催した。
    • 同社初となる折りたたみ型iPhoneを新製品のiPhone 18モデルとともに発表した。
    • ジョン・ターナスCEOは、消費者のスマートフォン買い替え頻度を高めるため、単なる微小な機能向上ではなく、より新しく刺激的な製品を投入するという圧力の高まりに直面している。
  • Meta(META:6%↗)
    • ユーザーに代わって電子メールの送信、自動車の売却、旅行の手配などを自動で行うことができるAIアシスタントを投入した。
  • Alphabet(GOOGL:2.3%↘)
    • Googleの親会社として、原子力発電の供給に関する大規模な契約を含め、今後2年間でフィンランドのAIインフラに少なくとも151億ドルを投資すると発表した。
  • Dow(DOW:0.6%↘)、
    • 同社がSaudi Aramcoとの200億ドル規模のパートナーシップからの撤退を検討している。(Bloomberg News)
09/10
  • ブレント原油は6%跳ね上がって1バレル=107ドルに達した。
    • WTI原油先物は5月以来初めて再び1バレル100ドルを突破し、最終的に103ドル近辺で取引を終えた
    • 米イスラエルによる対イラン戦争の影響でホルムズ海峡と紅海の双方の供給網が混乱した。
  • 10年物財務省証券の利回りは約3年ぶりの高水準(4.9%)に上昇し、30年物の利回りは19年超ぶりの高水準、2年物の利回りは2年超ぶりの高水準に達した
    • 「イールドカーブの短期ゾーンでは、FRBが今後数ヶ月以内に利上げを行う可能性が高いため利回りが上昇している。一方、イールドカーブの長期ゾーンでは、債務と赤字の問題、そして粘着性のあるインフレのために利回りが上がっている。利回りの上昇は株式市場にとってマイナス材料だ。バリュエーションを押し下げ、企業運営のコストを増やし、消費者の生活コストも高くする。」(Baird)
  • 世界的なガソリン価格の上昇と天然ガス価格の高騰を受けて、European Central Bank(ECB)は政策金利を2.25%から2.5%へと引き上げた。
    • これは広く予想されており、イラン戦争開始以来、ユーロ圏が金融引き締めを行うのは2度目となる。
    • 「トレードオフの選択はいっそう難しくなっている。ECBはまだ冷静さを保てると我々は考えているが、忍耐は限界に達しつつある。」(TS Lombard)
  • S&P500の最近の下落は堅調な企業収益見通しと相まって、同ベンチマークの予想株価収益率(PER)を19倍へと押し下げた。
    • これはトランプ大統領の解放の日関税発表が世界市場を混乱に陥れた2025年4月以来の割安な水準だ。
  • Macy's(M:4.7%↘)
    • 業績低迷が続く同社は通期の業績予想を引き上げた。
  • American Eagle Outfitters(AEO:14%↘)
    • 裁量的支出の不透明感から通期の既存店売上高見通しを据え置いた。
09/11
  • この反発は、インフレや長期国債利回りの上昇に対する直近の警戒感、ならびに AIデータセンター建設に向けた巨額支出への懸念を受けた下落に続くものだ。
    • S&P 500は8月13日に付けた最高値から約2%下落しているものの、2026年通年では依然として12%の上昇を維持している。
    • これは、トレーダーが利上げの噂で売り、不確実性を排除する具体的なニュースで買うという典型的なパターンであった可能性がある。
    • マクロ要因によって売りが誘発されるものの、押し目で市場を買えることに投資家が気づくと、速やかに買い戻されるという傾向を何度も目にしてきました。」(GraniteShares)
  • ブレント原油先物は3%近く反落したものの、バレル当たり104ドル台を維持している。週間では約9%高にとどまっている。
    • 中東の海上輸送ルートでの攻撃が供給混乱の長期化懸念を煽っている。
  • Oracle(ORCL:1.8%↘)
    • 同社の四半期決算が市場予想を上回った。
    • Dell(DELL:12%↗)、Hewlett Packard Enterprise(HPE:12%↗)、HP(HPQ:8.4%↗)
  • ACV Auctions(ACVA:44%↗)
    • Copartが約19億ドルの買収に合意した。

2.主要経済指標

米国主要経済指標

2-1.マーケット記事斜め読み(②経済指標関連)

09/10
  • エネルギー製品の価格持ち直しを背景に、8月の米卸売物価指数(PPI)は月次ベースで予想通りの上昇となった。
    • ディーゼル燃料価格の急騰により、前月比で0.4%という極めて堅調な伸びを示した。
09/11
  • 先月の U.S. 消費者物価は、ガソリン価格が2ヶ月連続の下落から反発したことで加速した。

2-2.マーケット記事斜め読み(③FRB関連)

09/08
  • 10年物米国債利回りは4.795%に上昇した。
    • 財務省は水曜日に390億ドル相当の10年債、木曜日に220億ドル相当の30年債の入札を予定している。
    • 高い利回りにもかかわらず需要が低調であれば、FRBが来週利上げに踏み切るかどうかを見極めようと投資家が控えているサインかもしれない。前回の一連の入札での反応はまちまちだった。」(Charles Schwab)
  • トレーダーは来週のFRBの政策決定会合での利上げ確率を60%と見込んでいる。(FedWatch)
09/10
  • トレーダーらは現在、FRBが来週少なくとも25bpsの利上げを行う確率を70%と見込んでおり、木曜日の発表前の約64%から上昇した。(FedWatch)
09/11
  • 来週開催されるFOMCでの0.25%の利上げ確率は86.5%へと急上昇した。 
    • 「これは確実な結果に極めて近い。FRBは適切な判断を下して利上げを行うはずであり、それはインフレを抑制する上で限定的とはいえプラスに働く。」(GLOBALT Investments)
  • 「もし利上げが市場にとって実際には好材料だとしたらどうでしょうか。利上げによってウォーシュFRB議長がインフレ退治に本気である姿勢を示すことができ、結果として債券市場の圧力を和らげることができるのではないか。これは複雑な力学です。株は一般的に高金利を嫌います。高金利は景気を減速させ、株式と比較して債券の魅力を相対的に高めるからです。しかし、市場は何よりも安定性を重視します。FRBによる利上げ予測が高まり始めると、市場の重荷となる傾向があり、今週前半にはおそらくその動きが見られました。それでも現時点では、広く予想されている(かつ明らかに正当な理由のある)FRBの利上げは安定性を高め、制御不能なインフレへの恐怖を鎮め、株式市場が本来重要視すべき点、すなわちAIのインフラ構築とそれがもたらし続ける利益のフィーバー(大豊作)に焦点を当てることを可能にします。そして、投資家がそこに注目すればするほど、市場のパフォーマンスは向上します。」(Barron’s)

3.投資状況(Performance&Market Value)

ポートフォリオ(Market Vlue)

【ある長期投資家の独白】
One More Thing、Appleのターナス新CEOは9日、初の製品発表イベントで折りたたみ型iPhone(iPhone DUO)をこの言葉とともに発表しました。ジョブズが使っていたお得意のフレーズで、iPhoneが発表されておよそ20年となる今回のイベンドで久しぶりに聞くことができました。特に、iPhone DUOはこれまでとは一線を画すデザインとなり、ターナス新CEOの思いの強さをあの言葉で窺い知ることができたように思います。
先週のポートフォリオパフォーマンスはエネルギー以外はだめでしたね。本当はいくつか保有銘柄を追加購入しようとしていたのですが、見送りました。主要3株価指数も高値から2%~3%下のレベルの高値圏にありますが、金利が5%に近づきつつある中、株価の評価が更に厳しくなるのではないかと感じたからです。市場センチメントも40以下に下がって来ています。

  • 購入:なし
  • 売却:なし
  • 配当金:保有銘柄の一つ(ヘルスケア)に支払いあり

【過去記事】

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また。

<免責事項>
ここに記載した情報はあくまでも個人のためのものであり、投資のための助言を目的とするものではありません。掲載している情報は、可能な限り正確を期すよう努めておりますが、誤情報であったり、古くなっている場合があります。また、当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

【米国株 #0213】利回り上昇と原油高はリスクオフへの完璧なカクテル(2026/08/31 - 09/04)

トピック:
1. 債権利回り最高値:10年債利回りは2025年1月のピークである4.808%を突破!
2. 市場予想の3倍:8月の雇用統計は予想を上回って増加、労働参加率も上昇!
3. インフレが焦点:FRBの金利政策は物価安定にフォーカス!

こんにちは、Gufo2/5です。先週の米国株式市場の動きと今週の予定をまとめます。

月曜日、原油価格急騰によるインフレ懸念が再燃し、主要3株価指数は下落しましたが、月間ベースでは上昇を記録して8月を終えました。火曜日、世界的な債券売りが加速、原油価格の急騰を受け、主要3株価指数は下落基調を強めました。水曜日、主要3株価指数とも上昇、3日続落からの部分的な反発となりました。木曜日、FRB高官の発言を受け、利上げ観測が後退したため、主要3株価指数は反発しました。金曜日、堅調な雇用統計を受け、FRBの金利引き上げ確率が高まり、主要3株価指数とも下げて取引を終えました。

今週はCPIとPPIの発表が予定されています。サマーバケーションも終わり、株式市場も新年度がスタートします。FRBの金融政策への関心が高まる中、株価の行方が気になるところです。

1.米国主要株価指数&米国債金利

米国主要株価指数・米国債金利・市場センチメント
パフォーマンス(米主要3指数・債権利回り)

1-1.マーケット記事斜め読み(①市場関連)

08/31
  • S&P 500とNasdaq Compositeは下落にもかかわらず、それぞれ2021年以来最高の8月を記録した。
  • DJIAは1936年以来初めて16ヶ月中15ヶ月上昇するという独自の金字塔を打ち立てた。(Dow Jones Market Data)
    • 7月下旬にAI関連銘柄の押し目買いが始まったことで、各指数は8月に上昇を記録した。
  • 9月はそう簡単にはいかないかもしれない。
    • 1897年に遡ると、DJIAは9月に平均1.1%の下落を記録している。
    • S&P 500は1928年以来、平均1.1%の下落となっている。
    • Nasdaq Compositeは1971年の設定以来、平均0.8%下落している。
    • Russell 2000は1987年以降で平均0.5%の下落となっている。
  • 原油価格の急騰が投資家のリスク志向を後退させ、指標となる米国債利回りを上昇させた。
  • 投資家は、ジャクソンホール会議のウォーシュFRB議長によるタカ派的なスピーチの内容を消化しているところだ。
    • 「先週、ウォーシュ氏の発言があり、現在では9月の利上げの可能性が高まっている。それに加えて、中東で続く敵対行為という要素も絡んでくる。また、レイバー・デー前のこの週は休暇をとっている人が多いため、予期せぬ動きが起こりやすい。今日は、株を買うのに絶好の日だと思って出社する理由はどこにもなかった。」」(Chase Investment Counsel)
  • 「米国のトランプ 大統領による甚大な犠牲を伴う経済制裁の発動後、数日間にわたる空爆の応酬と敵対行為の激化を経て、テヘランは依然として戦争に対する交渉による解決を模索している。」(イランのペゼシュキアン大統領)
    • 長引く膠着状態とそれに関連するホルムズ海峡の封鎖は、エネルギー価格の上昇圧力がより広範でシステミックなインフレへと波及する可能性がある。
  • GameStop(GME:2.9%↗)
    • 同社は、これまでに発表していた14億ドルの債務交換について、その約27%を新株発行ではなく手元資金で支払うと発表し、株式の希薄化を防いだ。
09/01
  • 主要3株価指数はいずれも、中東での敵対関係の激化が原油価格を押し上げたことで大幅安となり、後味の悪い月初のスタートとなった。
  • 米国はホルムズ海峡周辺のイランの標的に対して新たな空爆を開始した。
    • 「湾岸からの石油輸出を阻止する。(イラン)
    • ホルムズ海峡を通過中だった2隻の大型原油タンカーが攻撃された。 
    • 「原油価格が高止まりし、アメリカが石油に依存している限り、これはインフレに連鎖的な影響を及ぼすだろう。」(Strategy Shares)
  • 「歴史的に見て、9月は他を大きく引き離して最悪の月だ。特に中間選挙の年には、政治的な不安や不確実性が株式市場の重荷になり始める時期となる傾向がある。」(Baird)
  • 債券価格は下落し、10年物国債利回りはトランプ第2期政権下で最高水準に達した。
    • 金曜日のウォーシュFRB議長によるタカ派的な発言に続き、イランでの攻撃があり、原油高となっている。史上最高値圏で取引されている市場において、リスクオフの日を迎えるための完璧なカクテル(悪条件の揃い踏み)だ。」(Baird)
    • 「利回りの上昇が株式市場の破滅を招く要因となっている。アナリストは将来の高い収益をより積極的に割り引くことを余儀なくされ、結果として株価収益率(PER)を押し下げている。」(Macquarie Group)
  • Dow Jones Transportation Average(DJT:2.5%↘)
  • Philadelphia SE Semiconductor Index(SOX:2.1%↘)
09/02
  • 市場は利回り上昇と原油高をはねのけ、3日続落から抜け出し反発しした。
    • 「ファンダメンタルズによる正当な理由はない。むしろ、強気派が3営業日連続の下落に疲れ果て、投資家が押し目買いの理由を探していただけの可能性が高いでしょう。」(Interactive Brokers)
  • 10年物米国債の利回りは、夜間に2025年1月のピークである4.808%を突破した後、4.792%で横ばいとなった
  • Philadelphia SE Semiconductor Index(SOX:0.45%↗) 
  • Nvidia(NVDA:3.2%↗)、Micron(MU:2.4%↗)、Qualcomm(QCOM:2.0%↗)
    • 「戦争は誰もが望んでいた以上に長引いているが、それが終わればエネルギー価格は沈静化し、インフレはそれほど大きな問題ではなくなるだろう。同時に、AIの導入が加速していることで素晴らしいファンダメンタルズが牽引され、我々は記録的な決算シーズンを終えたばかりだ。AIの導入はまだ非常に初期の段階(アーリーイニング)であり、まさに今加速しているところだ。ここから指数関数的な成長が見込まれる。」(Founders 100 ETF)
  • Dell(DELL:15.8%↗)
    • 通期の利益および売上高見通しを上方修正した。
  • Brown-Forman(BF.B:3.9%↗)
    • 四半期利益が市場予想を上回った。
  • Uber Technologies(UBER:1.6%↗)
    • 同配車アプリ企業がスタッフの約10%を解雇すると発表した。
  • 株式相場上昇を抑制する要因として、インフレや政府債務の急増に対する懸念を背景とした世界的な債券の売りが続き、市場を揺さぶっている。
    • これに中東での緊張激化が加わり、エネルギー価格への上昇圧力がかかっている
  • 米国とイランは7月以来最大の空爆の応酬を行い、攻撃を激化させた。
    • これによって、交渉のテーブルに戻るという希望は打ち砕かれ、敵対関係の長期化がシステミックなインフレを引き起こし、中央銀行の指導者たちに借入コストの引き上げを強いる可能性が高まっている。
09/03
  • 米債権の利回りは、2023年11月以来の高水準を付けた後、2営業日連続で低下した。
  • 「FRBのウォーラー理事のコメントは、市場全体に広範な上昇をもたらしている。広範な市場指数の下で、第2四半期決算発表シーズンの終盤に報告を行った企業による継続的な影響が見られる。そしてそれが、昨日の午後に注目度の高い決算発表があった半導体などの分野や、いくぶん低くなったハードルを満たすか上回るような様々な結果が見られたソフトウェア分野との間で、いくつかの差異を生み出している。」(U.S. Bank Wealth Management)
  • Nvidia(NVDA:1.8%↗)
    • OpenAIやAnthropicに対抗するため、開発者プラットフォームのHugging Faceを129億ドルで買収すると発表した。
  • Broadcom(AVGO:2.7%↘)
    • 第4四半期の売上高見通しが予想を下回った。
  • Snowflake(SNOW:16.6%↗)
    • 強気な通期売上高見通しを示した。
  • ServiceNow(NOW:6.49%↗)、Salesforce(CRM:2.92%↗)、Adobe(ADBE:2.13%↗)
  • ビットコインが2営業日連続の下落から反発したことを受けて上昇した。
    • Strategy(MSTR:17.6%↗)、Coinbase Global(COIN:10.1%↗)、Robinhood Markets(HOOD:16.6%↗)
09/04
  • 市場は、FRBが今月の政策会合の最後に利上げに踏み切ると解釈している
    • 予想を上回る雇用統計は通常であれば経済にとって好材料となる。しかし、戦争関連のエネルギー価格の上昇圧力がより広範で構造的なインフレへと波及するのを防ぐため、FRBはデータ重視の姿勢をとっているからだ。
    • 「先月、労働市場は見事な急回復を見せました。労働市場の改善が経済にとってプラスの展開でないと考えるのは困難です。その反面、経済がやや過熱気味に推移し続けているため、利上げの確率は少し高まりました。来週、消費者レベルおよび生産者レベルでのインフレについて、より明確な見通しが得られるでしょう。」(Carson Group)
  • Lululemon Athletica(LULU:17.4%↘)
    • 通期の利益および売上高見通しを下方修正した。
  • Adobe(ADBE:6.7%↘)
    • 長年CEOを務めたシャンタヌ・ナラエン(Shantanu Narayen)の後任に社内のアニル・チャクラバルティ(Anil Chakravarthy)が就任すると発表した。
  • 米信用情報機関の株価は下落した。
    • 連邦住宅金融局のディレクターであるビル・プルトが木曜日、住宅市場を支援するために米議会によって設立されたFannie MaeとFreddie Macに対し、すべての貸し手が信用スコアリングシステムであるVantageScoreを使用することを承認するよう指示した。
    • Fair Isaac(FICO:16.7%↘)、TransUnion(TRU:5.9%↘)、Equifax(EFX:6.4%↘)
  • 市場のすべての関心は、FRBの決定に大きな影響を与える可能性が高い、来週金曜日の消費者物価指数(CPI)レポートに向けられている。
    • 予想を下回るCPIレポートが発表される可能性があることが、本日の株価下落が小幅にとどまった理由かもしれない。

2.主要経済指標

米国主要経済指標

2-1.マーケット記事斜め読み(②経済指標関連)

08/31
  • 市場の最初の試練は、金曜日の非農業部門雇用者数(NFP)の発表だ。
    • 過去数回の発表がやや軟調だったことを受け、投資家は8月の集計データに何らかの底堅さを見出したいと考えるはずだ。
09/01
  • 労働省のJOLTSレポートは労働市場の流動性低下を示した。
  • 購買担当者景気指数(PMI)のデータは、工場活動が勢いを失い、住宅建設への支出が減少していることを示唆した。
    • 各レポートは、高物価、供給制約、そして関税や地政学的な対立から生じる不確実性を指摘している。
09/02
  • ADPが発表した8月の民間部門の雇用者増減数は予想を下回った。
  • コア資本財の新規受注は下方修正され、米国の企業設備投資計画の軟化の可能性を示唆した。
09/03
  • 新規失業保険申請件数は低水準となり、サービス部門の成長は加速した。
  • サービス投入価格は2022年10月以来の高水準に達し、国際貿易赤字は24.4%拡大したこともデータで示された。
09/04
  • 労働省発表による8月の雇用統計によると、先月の米国経済は16万2000人の雇用増となり、市場予想の5万6000人の約3倍に達した。さらに、6月および7月の非農業部門雇用者数を合計5万5000人上方修正している。
  • 労働参加率が上昇する一方、失業率は4.1%と横ばいを維持した。

2-2.マーケット記事斜め読み(③FRB関連)

08/31
  • 金融市場は現在、中央銀行が9月の金融政策会合の終わりに25bpsの利上げを実施する可能性を65%以上織り込んでいる。(FedWatch)
  • 「投資家は、ジャクソンホールでのウォーシュ氏のコメントを再確認し、それが金利やインフレにとって何を意味するのかを考えている。市場はここしばらくの間、利上げが行われることを前提として準備を進めてきたため、もし9月に利上げが行われなければ、市場で劇的な反応が見られるだろう。」(Murphy & Sylvest)
09/01
  • 金融市場は、FRBが9月の政策決定会合の終わりに25bpsの利上げを実施する確率を約68.2%と織り込んでいる。これは1週間前の39.6%から上昇している。(FedWatch)
    • 「我々は非常にタカ派的なFRBに直面しており、彼らは間違いなく利上げを望んでいる。彼らは政権からの独立性を示したいと考えているのだ。」(InfraCap)
09/02
  • 「高利回りは市場の機能不全によるものではなく、より力強い経済成長によってもたらされたものである。」(ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁)
  • FRBはベージュブックの最新版を公表した。
    • 8月に経済成長を報告した地区連銀は12地区中10地区(7月は11地区)となり、経済の勢いがわずかに縮小したことが示された。
    • 先月の雇用はほんのわずかに増加したと見られ、物価上昇のペースはいくぶん安定してきている。
09/03
  • ウォラーFRB理事の発言内容は、先週のジャクソンホールでのウォーシュFRB議長のスピーチよりもハト派的なトーンを含んでいた。
    • 今後のデータで物価圧力の緩和が確認されれば主要政策金利を据え置く方向に傾いている。インフレが鈍化しない場合は利上げを支持する。」
    • 「インフレ率は依然としてFRBの目標である2%を意味のあるレベルで上回っているものの、最近のデータには冷え込みの兆しが見られる。判断は次々と発表される今後のデータ、特に来週から少しずつ明らかになる8月のインフレ統計次第である。」
    • このことによって、彼は9月15日から16日にかけて開催されるFOMCの会合で金利据え置きに票を投じる可能性がある。弱い雇用統計が出れば、労働市場の状況がこれ以上の高金利に耐えられるほど強くないという懸念を再燃させる可能性があり、利上げを正当化するのが難しくなる。(Barron’s)
  • 金融市場ではFRBの9月会合での利上げ観測が和らぎ、その確率は水曜日の63.2%から50.4%に低下した。(FedWatch)
09/04
  • 「今回の報告により、9月のFRBの決定においてインフレが引き続き主要な焦点となることが明確になった。解雇が抑制され、労働参加率が回復しつつある中で、このペースで労働者が増加している労働市場は、委員会に対して、その使命である物価安定の側面から焦点を外す理由を与えていない。」(Glenmede)
  • 金融市場はFRBの9月会合で25bpsの利上げが行われる確率を58.4%と織り込んでいる。

3.投資状況(Performance&Market Value)

ポートフォリオ(Market Vlue)

【ある長期投資家の独白】

先週のS&P 500パフォーマンス(週足)はほぼ横ばいのプラス(+0.09%)で終わりました。ポートフォリオのパフォーマンス(週足)はプラス(+0.90%)となり、S&P 500をアウトパフォームしました。
特に、ヘルスケアと情報技術の伸びが良かったですね。エネルギーもいいですが、これは原油価格の上げ下げに依存しますので、先週はたまたまだったと思います。原油価格の上昇によるインフレ再燃リスクと利上げは、情報技術セクターには重しとなりそうですね。市場センチメントもNEUTRALからFEARへ変わりました。今週と来週はボラティリティが高いかもしれません。
先月から、保有銘柄を少しずつ買い増しています。株価の一時的な下落局面では、押し目買い(Buy the dip)を狙っています。今月は歴史的に最もパフォーマンスが悪い月として知られていますので、この季節的なアノマリーのとおりなら、まさに好機到来となるかもしれませんね。

  • 購入:なし
  • 売却:なし
  • 配当金:なし

【過去記事】

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また。

<免責事項>
ここに記載した情報はあくまでも個人のためのものであり、投資のための助言を目的とするものではありません。掲載している情報は、可能な限り正確を期すよう努めておりますが、誤情報であったり、古くなっている場合があります。また、当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

【米国株 #0212】Nvidiaの驚異的決算とウォーシュFRB議長のタカ派姿勢(2026/08/24 - 08/28)

トピック:
1. Nvidiaの決算:利益と売上高とも予想を上回り、2028年度の収益が約70%成長!
2. PCE:米国の年間インフレ率3.7%上昇、予想を若干上回る!
3. ウォーシュFRB議長:2%のインフレ目標維持に断固とした態度示す!

こんにちは、Gufo2/5です。先週の米国株式市場の動きと今週の予定をまとめます。

月曜日、Nvidiaの決算とインフレ指標の発表を控え、S&P 500とNasdaq Compositeは下落して取引を終えました。火曜日、半導体関連株が相場を牽引し、主要3指数はそろって上昇しました。水曜日、予想を上回る強いインフレ指標により、主要3指数とも小幅に反落して取引を終えた。木曜日、Nvidiaの記録的な売上高見通しにより、AIブームの強さが再確認され、Nasdaq Compositeが他の株価指数を上回りましたた。金曜日、ウォーシュFRB議長がインフレ抑制への注力を改めて強調、利上げの可能性が高まり、主要3指数はそろって下落して取引を終えました。

今週は、金曜日に雇用統計の発表が予定されています。注目された2つのイベントが終わり、9月相場へと進んでいきます。中間選挙も近づき、中東情勢や経済の安定に注目が集まる中、株価がどのように推移するのか気になるところです。

1.米国主要株価指数&米国債金利

米国主要株価指数・米国債金利・市場センチメント

パフォーマンス(米主要3指数・債権利回り)

1-1.マーケット記事斜め読み(①市場関連)

08/24
  • トランプ政権は経済的D-Dayと称する施策の一環として、イランと取引を行う国々への制裁拡大の可能性を発表したが、実際の制裁発動には踏み込まなかった。
  • 半導体株が売られた。
    • Philadelphia SE Semiconductor index(SOX:2.70%↘)
    • S&P 500のハイテク・セクターは7日連続の下落となっており、2022年9月以来の長期連続安を記録した。
  • AIデータセンターに対する政治的な反発の高まりも、ハイテク企業への投資家心理を悪化させた。
    • 「(共和党側からAI業界に向けられたこれまでで最も厳しい警告の一つを発し)データセンター企業は地域社会の支持を得ることに失敗した結果として自ら墓穴を掘ったのであり、現在直面している反発を受けて当然だ。」(テキサス州知事のグレッグ・アボット、Axios)
    • 今月、アボット知事は、電力需要の急増が電力網の信頼性を脅かしかねないとの懸念を理由に、州の送電網接続プロセスを通じた新規データセンタープロジェクトの承認を一時停止するよう命じた。これは、同種プロジェクトへの反対の声が高まる中での判断だった。
    • 「私たちがより懸念しているのは、AIとデータセンターをめぐって政治家から聞こえ始めているタカ派的な発言だ。中間選挙に向けた大きなリスクとして、我々はこれまでこの点を強調してきた。」(Wells Fargo)
  • 金融株は上昇した。
    • JPMorgan Chase(JPM:1.37%↗)、Visa(V:3.06%↗)
  • 30年物米国債利回りは依然として5%の節目を上回ったままだった
    • ベッセント財務長官が、国債買い戻し資金の一部を賄うため、同省が保有するほぼ1兆ドルのGeneral Account(一般会計)を活用する可能性がある。(CNBC)
  • Nvidiaの四半期決算も、市場の重要な材料の一つになると見られている。
    • 成長鈍化の兆しが少しでも見られれば、割高感の強いバリュエーションへの懸念が再燃しかねない。
    • 株式市場の一方の足を安定させるにはNvidiaが好決算で投資家を納得させる必要があり、もう一方の足を安定させるにはウォーシュ議長が金利について明確な見通しを示す必要がある。」(Questar Capital Partners)
  • 「(週末の通商協議が決裂したことを受け)カナダ産の自動車・トラック・自動車部品に対する関税を1月1日から50%に引き上げる。」(トランプ大統領)
    • Ford(F:3.33%↘)、General Motors(GM:1.08%↘)、J.B. Hunt Transport(JBHT:5.65%↘)
08/25
  • この株価上昇は、利回りを押し上げ株式を圧迫していた最近の債券市場の混乱によって引き起こされた投資家の懸念を和らげる可能性がある。また、歴史的に株価が軟調な月である9月を迎える前に、市場の地合いを整えるのにも役立つ。
    • iShares Semiconductor(SOXX:1.6%↗)
  • 強気派は、これが新たな上昇局面の始まりになるのではないかと期待している。
    • 「AIQ、SMH、SOXX、QQQといった主要なAI関連のベンチマークはすべて、一進一退の長い期間を経て、3ヶ月半前とほぼ同じ水準にある。我々は、これが相場下落前の調整ではなく、上放れに向けた地固めであると確信しており、明日のNvidiaの決算報告がその起爆剤になる可能性がある。」(InvestorPlace)
  • 水曜日のNvidiaの決算で、成長鈍化の兆しがあれば、割高なバリュエーションやAIブームがいつまで続くのかといった懸念が再燃する可能性がある。
    • 「これはAIインフラ構築の震源地であることの古典的な問題だ。その銘柄自体が相場のテーマになっている場合、計画の実行は株価の起爆剤(カタリスト)ではなくなり、前提条件になってしまう。ジェンスン・フアンCEOは、市場に新しいストーリーを提供しなければならない。Rubinの予定より前倒しでの展開、中国市場の復活など、何らかのストーリーだ。そうでなければ、半導体業界史上最高の四半期決算を発表したとしても、株価は再び反応しないだろう。」(Siebert Financial)
  • Advanced Micro Devices(AMD:5%上昇↗)
    • Raymond Jamesが投資判断を引き上げた。
  • Dick's Sporting Goods(DKS:28%↘)
    • 同社が通期の業績予想を下方修正した。
    • Nike(NKE:2.8%↘)
  • 「イランとの貿易を続ける国はドルベースの金融システムから締め出される可能性がある。」(ベッセント財務長官)
    • 「この発表は原油にとっては良いニュースだが、ベッセントの演説後の金やビットコインの上昇は、通貨切り下げ(デベースメント)トレードに賭けている人がいることを示している。」(Siebert Financial)
08/26
  • S&P 500はほぼ前日終値と変わらない水準で取引を終えた。同指数の終値はわずか0.02%の下落。これ以上ないほどの横ばい相場だ。
    • 「バケーションシーズンのピークによるものだ。今四半期で間違いなく最も重要と言える決算発表を前に、あえて大きなリスクを取るよりも、大半の投資家は手出しをせずに結果を待つことに満足しているようだ。」(Mizuho)
  • Nvidia(NVDA:1.6%↘)
    • 明日、市場の注目を集める四半期決算を発表する。この半導体大手から目覚ましい業績が発表されなければ、AIブームの持続可能性に対する疑念が再燃する可能性がある。
  • CrowdStrike(CRWD:2%↗)
    • 明日の取引終了後、第2四半期決算発表予定している。
  • Meta(META:1.1%↗)
    • 同社が子供への悪影響に関する米国の各州の主張を解決するため、最大180億ドルを支払い、FacebookやInstagramに大幅な変更を加えることに合意した。
    • Apple(AAPL:1.1%↗)
  • Intuit(INTU:3.2%下落↘)
    • 通期の売上高見通しがウォール街の予想を下回った。
  • J.M. Smucker(SJM:4.3%↗)
    • 通期売上高の減少幅が予想より小幅にとどまるとの見通しを示した。
  • 「イラン政府とオマーンはホルムズ海峡のシェアとそこから得られる収益について合意に達した。」(イスラム革命防衛隊)
08/27
  • Nvidiaの決算が期待に応え、AI関連銘柄に再び追い風を吹き込んだことで、市場は反発した。
  • Nvidia(NVDA:8.7%↗)
    • 同社は利益と売上高の両方で予想を上回り、2028年度の収益が約70%成長するという見通しを示した。これはアナリストのコンセンサスである45%を大きく上回る数字だ。
    • 2025年4月以来となる1日での最大上昇幅を記録した。
    • AIインフラ構築の中心にいる企業が引き続き驚異的な成長を遂げているため、テクノロジー株のラリーにはまだ上昇の余地があるという見方を補強した
    • 「突如として、AI取引の先行きがずっと明るく見えてきた。」(Interactive Brokers)
    • 「Nvidiaの業績は、AIブームの需要が枯渇していないことを示している。一方で、その成長を実現するためのコストは増大し、より資本集約的になっている。」(eToro)
    • 来年の収益が70%増加するというNvidiaの見通しは、我々の52%増という予測をはるかに上回っており、市場のコンセンサス予想は40%に近い。我々は、Nvidiaがより高い成長への障壁を引き続き打ち破っていくと期待している。」(Morgan Stanley)
    • 「メモリ部品の不足が業界の成長ペースを鈍らせる可能性がある。」(Nvidia)
    • iShares Semiconductor ETF(SOXX:2%↗)
  • S&P 500のInformation Technologyセクターは3.4%上昇し、構成する11セクターの大半が下落するなかで最大の上昇率となった。
    • 「Nvidiaの好決算と強力なガイダンスがパーティーを再開させた一方で、市場のすべてのセクターが招待されたわけではないことは明らかだ。金利上昇、地政学的緊張、世界貿易などが他のセクターで見られる弱さの一因となっており、市場の逆風は依然として続いています。」(Allianz Investment Management)
  • ブレント原油価格は1バレルあたり2ドル以上急伸した。
    • 「6月にIranと結んだ覚書の条件に復帰することに興味がない。」(トランプ大統領)
  • Salesforce(CRM:22.6%↗)
    • 通期の売上高と利益の見通しを上方修正した。
    • AnthropicのClaude AI modelsと統合された新しいプラグインを展開した。これにより、ユーザーはClaudeチャットボット内でSalesforceのデータと機能にアクセスできるようになる。
    • Anthropicとのパートナーシップ強化とClaudeforceの立ち上げは、最先端のモデルがSalesforceの必要性を低下させるという懸念を和らげるのにも役立っている。むしろ、顧客がそれらのモデルにアクセスするための信頼できる基盤として、同社のデータ、アプリケーション、ガバナンスを位置づけるものだ。」(Deutsche Bank)
    • iShares Expanded-Tech Software Sector ETF(IGV:7.4%↗)
  • CrowdStrike(CRWD:20.5%↗)
    • 通期の売上高見通しを上方修正し、第2四半期の利益予想を上回った。
  • SalesforceとCrowdStrikeの決算報告は、高度なAIツールが従来のソフトウェア業界を根底から覆すのではないかという懸念を和らげた。これにより、売られすぎていたソフトウェア株に対する投資家意欲が高まり、AIブームの主な恩恵を受けると見られている半導体セクターとの格差が縮小した。
    • 「ソフトウェア企業の利益率と収益は安定しており、市場はベンダーがAIラボと競合するのではなく、パートナーシップを結べることに気づき始めているのです。」(Barron’s)
  • Moderna(MRNA:4.6%↘)
    • 20億ドルの転換社債の売却を発表した。
  • HP(HPQ:3%↘)
    • 第3四半期にPC部門の出荷台数と利益率が低下した。
08/28
  • ウォーシュFRB議長は、初のJackson Holeでの講演で、物価上昇への対応が単なる口先だけではないことを市場に知らしめた。
    • 株式市場、とりわけ金利に敏感なハイテク銘柄はこのニュースを受けて下落した。
  • Nvidia(NVDA:4.6%↘)
  • Marvell Technology(MRVL:10.3%↘)
    • 2027年の収益予測を上方修正したにもかかわらず、GoogleによるAIチップ契約からの収益計上時期に対する疑念があった。
  • Alphabet(GOOGL:1.7%↗)、Apple(AAPL:1.6%↗)
  • Salesforce(CRM:1.6%↗)
  • PayPal(PYPL:12.7%↘)
    • 昨日、買収ファンドのAdventと決済処理会社のStripeのコンソーシアムが同社への買収提案を断念した。(Bloomberg News)
  • Gap(GPS:13%↗)
    • 業界のベテランであるマイケル・フランシスをOld Navyの新たなCEOに任命し、年間の利益見通しを引き上げた。
  • Ulta Beauty(ULTA:4.2%↘)
    • 第2四半期の既存店売上高の伸びが鈍化した。
  • 現在、S&P 500構成企業の97%が第2四半期の決算発表を終えており、同四半期の利益成長率は52%となっている。これは、新型コロナウイルス禍からの回復期であった2021年第2四半期以来の最高水準だ。

2.主要経済指標

米国主要経済指標

2-1.マーケット記事斜め読み(②経済指標関連)

08/24
  • 市場は水曜日発表予定のPCE(個人消費支出)レポートに注目している。
    • これはFRBが最も重視するインフレ指標であり、今月上旬に発表された落ち着いた内容の消費者物価指数の後を受けるものだ。当該指標は、目先の利上げの可能性を後退させていた。
08/25
  • 8月の米国の消費者信頼感指数が7ヶ月ぶりの低水準に落ち込んだことが示された。
08/26
  • 商務省によると、7月までの12ヶ月間の米国の年間インフレ率は3.7%上昇し、予想をわずかに上回った。
  • 第2四半期の経済成長率が1.5%であったことが示された。
08/27
  • 初めて失業保険給付を申請した米国人の数は2週連続で減少し、全体の受給者数は1ヶ月ぶりの低水準に減少したことで、安定した労働市場が示唆された。
08/28
  • University of Michiganによる消費者信頼感指数の確報値は51.7となった。
    • エコノミストの予想値51だった。(Reuters)

2-2.マーケット記事斜め読み(③FRB関連)

08/24
  • 金曜日にJackson Hole symposiumで行われるウォーシュFRB議長の講演への注目が一段と高まっている。
    • 投資家は、財務省による救済策についてFRB当局者がどのように評価しているのか、手掛かりを探ろうとしている。
  • トレーダーは2026年末までに25bpsの利上げが1回実施されると予想している。(LSEG)
08/26
  • 今回の(インフレ率の)発表はFRBの政策見通しに新たな波紋を投げかけ、今後の経済データに対する注目度を高めることとなった。
    • 「9月の会合に向けて方針を転換させるほどではなかったが、その後のデータが同じ方向を示せば、FRBは様子見から動かざるを得ないというプレッシャーを強めるかもしれない。」(Morgan Stanley Wealth Management )
  • 中央銀行の次回の定例会合は9月に予定されており、歴史的に株式市場が軟調になりやすい月に政策決定が焦点となる。
    • 次回の定例会合での利上げ確率は38.1%となっている。(FedWatch)
  • 「危機が起きているわけではなく、FRBから得られるであろう期待やガイダンス、そして財務省が何をしようとしているかが問題だ。それがいくらかの不確実性と混ざり合い、結果としてリスクプレミアムを押し上げている。しかしその一方で、ポジティブな面を挙げれば、根底にある経済環境は実に良好だ。我々が保有する企業や一部の大型企業の業績は際立っている。」(Goldman Sachs Asset Management )
08/27
  • 最新のインフレデータに対する中央銀行の姿勢と、国債利回りを抑制しようとする財務省の取り組みに関するヒントを得るため、投資家の関心は、金曜日のウォーシュFRB議長の初めてのジャクソンホール会議での講演に向けられている。
    • 「ウォーシュに共通するテーマは経済の供給側への焦点であり、我々はそれが引き続き中心テーマになると予想している。ウォーシュが今後の見通しについて断定的な評価を下すとは到底思えないが、これまでの政策の前提にいくらかの懐疑的な見方を示し、概して教条主義にとらわれないアプローチをとったとしても驚くべきことではない。」(Natixis)
  • 2名のFRB高官がインフレ見通しに対する継続的な懸念を共有し、物価圧力と戦うための利上げ姿勢を改めて表明した。
08/28
  • ウォーシュFRB議長の演説(要点)(ジャクソンホール)
    • 私としては、力強さを増しているように見える今日の経済全体のパフォーマンスに感銘を受けている。
    • 強さの指標の1つは、経済がショックに対してどれだけ持ちこたえるかだ。その点において、Main StreetとWall Streetの双方が驚くほどの回復力を示している。
    • 65ヶ月間続く高止まりしたインフレ。
    • 物価上昇を抑えるための過去2年間の進展は小幅なものに留まっている。
    • この夏のPCEおよびCPIの数値は予想を上回る良い結果だったが、基調的なインフレのトレンドが意味のある形で改善したとは到底言えない
    • インフレがFRBの目標である2%に向けて明確かつ十分な速度で向かっているという確信が持てない限り、中央銀行はさらに取り組むべき課題がある。
    • 直近のインフレデータはトレンドの変化を示唆していないと感じている。
  • 今月のインフレデータが強弱入り混じる内容となる前と同様に、トレーダーの予想は現在、9月の利上げと据え置きで二分されている。
    • 先物市場はFRBの9月会合における0.25ポイントの利上げ確率を前日の35%から58%へと織り込んだ。 
    • 「市場が小幅な反応にとどまっている理由は、ウォーシュFRB議長が2%のインフレ目標を維持することに非常に断固とした態度を示しているからだ。彼はタカ派的な姿勢を繰り返しているが、それは段階的というよりも一貫した形である。投資家の間には、この姿勢が少し和らぐのではないかといういくぶん見当違いな考えがあった。明らかにそうではない。」(Nationwide)
  • 「我々はウォーシュの演説に勇気づけられた。しかし、口で言うのは簡単だ。彼は、8月の雇用およびインフレデータが非常に弱いものでない限り、9月に利上げを実施する責任はウォーシュにあると述べた。そうでなければ、彼はおそらく信頼を失うだろう。」(Bank of America)

3.投資状況(Performance&Market Value)

ポートフォリオ(Market Vlue)

【ある長期投資家の独白】

そもそも人生の意味を疑うためには、前提として、人生に対する新たな視点を持っている必要がある。つまり、何もかも片づいたあとの遠い未来に得られるかもしれない充実感ではなく、今ここにある人生をなんとかしなくてはならないという視点だ。.....
いま自分が生きているこの瞬間以外には、どこにも人生の意味など存在しないという事実を把握しただから。.....
どんな仕事であれ、それが誰かの状況を少しでも良くするのであれば、人生を費やす価値はある。.....
並外れたことをやろうという抽象的で過剰な期待は、きっぱりと捨てよう。そんなものにとらわれず、自分に与えられた時間をそのまま味わったほうがいい。

「限りある時間の使い方(オリバー・バークマン著)」より

  • 購入:
    • 生活必需品:保有銘柄の一つを追加購入
    • 情報技術:新規銘柄を一つ購入
  • 売却:なし
  • 配当金:なし

【過去記事】

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また。

<免責事項>
ここに記載した情報はあくまでも個人のためのものであり、投資のための助言を目的とするものではありません。掲載している情報は、可能な限り正確を期すよう努めておりますが、誤情報であったり、古くなっている場合があります。また、当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますことをご了承ください。