Gufo2/5の日記:週間米株式市場まとめ

先週の米株式市場の動きを時系列にまとめています。

【米国株 #0208】金融政策の転換点とAI巨額投資の収益化(2026/07/27 - 07/31)

トピック:
1. 大型AI投資懸念和らぐ:AmazonやMicrosoftの好決算、クラウド事業の収益加速(売上高37%増)!
2. 長短金利差急拡大:30年国債利回りが5.14%に急騰、一方2年国債利回りが低下しイールドカーブのスティープ化進む!
3. 9月利上げ確率65%に:金利動向は引き続き債券市場および株式相場全体のボラティリティ要因!

こんにちは、Gufo2/5です。先週の米国株式市場の動きと今週の予定をまとめます。

月曜日、原油市場の動き以上に、AIをめぐる最新の懸念が相場の重荷となり、主要3指数は高安まちまちで取引を終えました。火曜日、DJIAとS&P 500は上昇しましたが、Nasdaq Compositeは値を下げて取引を終えました。水曜日、FRBが政策金利の据え置きを決定したことを受け、米株式市場は大幅安で取引を終えた。木曜日、ハイテク株への楽観論が再び高まったことを受けて、主要3指数はそろって大幅高で取引を終えました。金曜日、Amazonの好決算がAI関連株に対する投資家心理を力強く支え、主要3指数とも2日続けて上昇し、月全体を華々しく締めくくりました。

今週は雇用統計の発表が予定されています。決算シーズンも一つの山場を越えましたが、引き続き注目企業の決算発表が予定されており、このまま上昇基調となるのか気になるところです。

1.米国主要株価指数&米国債金利

米国主要株価指数・米国債金利・市場センチメント

パフォーマンス(米主要3指数・債権利回り)

1-1.マーケット記事斜め読み(①市場関連)

07/27
  • Microsoft、Amazon、Meta、Appleが今週、四半期決算を発表する予定だ。
    • 投資家は、AIへの楽観論に支えられてきた数年間にわたる相場の上昇が勢いを失いつつあるのではないかと疑問を呈していた。
    • 前週、投資家はTeslaとAlphabetの四半期決算でAIへの巨額の支出が示されたことに揺さぶられた。
  • 原油価格は1週間ぶりの安値に下落した。
    • トランプ大統領による直近の戦略的撤回として、ワシントンが土曜日にイランに対する2週間の空爆作戦を突如中断したことを受け、Brent原油価格は8%急落して1バレル約89ドルとなった。
    • Occidental Petroleum(OXY:4.1%↘)、Exxon Mobil(XOM:1.4%↘)
    • 先週急伸していた10年物米国債利回りは4.6%へと低下した。
    • 前週は中東での船舶に対する新たな攻撃を受け、Brent先物が1バレル100ドルを突破するなど原油価格が急騰していた
    • 「ワシントンはイランと良好な協議を行っており和平合意の可能性がある。交渉が不調に終われば米軍による攻撃を再開する。」(トランプ大統領)
  • 「今日は、これまで見られていた相場のセクターローテーションが継続した形だ。市場の反応の一部は、もしかすると利上げが近づいているのではないかというじわじわと広がる疑念に関連している可能性がある。」(U.S. Bank Asset Management Group)
  • アナリストは平均してS&P 500の第2四半期全体の利益が前年同期比で39%急増すると予想しており、AI関連株がその成長の多くを占めている。(LSEG I/B/E/S)
  • S&P 500の予想PERは過去10年間の平均である20倍に対し、約20倍で取引されている。(LSEG)
  • Caterpillar(CAT:15.5%↘)、Goldman Sachs(GS:3.9%↘)
    • AI隠れ銘柄である2社は、AIインフラ構築の資金調達と建設からそれぞれ恩恵を受ける。
07/28
  • 今月の世界市場はボラティリティが高い展開となっている。
    • Alphabet、Microsoft、AmazonをはじめとするIT大手が、新興技術での覇権を争う中で、AIデータセンターに過剰投資しているのではないか、という投資家の懸念によるものだ。
  • PHLX index(SOX:4.5%↘)
    • 同指数は6月22日の終値ベースでの最高値から約25%下落している
    • 2026年通年では依然として56%高の水準にある。
  • 「ハイテク以外の銘柄への資金移動の背景には何があるのか。理由の一端は割安感にある。GDPは堅調で、労働市場は順調に推移しており、多くの場面で消費支出が再び加速している証拠が見られる。」(Baird)
  • 「DJIAの上昇はSherwin-Williamsをはじめとする一連の好決算が牽引したが、S&P 500構成銘柄の大半は終日上昇していた。ヘルスケアや生活必需品が相場を引っ張り、エネルギーとハイテクは再び苦戦した。」(Barron’s)
  • 韓国のコスピ指数(KOSPI:11%↘)
    • 韓国:Samsung Electronics(13.4%↘)、SK Hynix(14.7%↘)
    • 台湾加権指数(TAIEX:4.7%↘)
    • Kioxia(18%↘)、東京エレクトロン(11%↘)
    • 米国:SK Hynix(SKHY:9%↘)
    • 「これはすべて一つの大きなグローバル・トレードなのだ。」(One Point BFG Wealth Partner)
  • Coca-Cola(KO:5%↗)
    • 通期の売上高および利益見通しを引き上げた。
  • Boeing(BA:4.8%↗
    • 事業再建策が軌道に乗りフリーキャッシュフローが黒字化した。
  • Corning(GLW:12%急落↘)
    • 第3四半期の売上高予測が市場予想に届かなかった。
  • IQVIA Holdings(IQV:14%↗)
    • 通期の利益見通しを引き上げた。
  • 原油価格(Brent)は4.8%下落して1バレル84.09ドルで終了した。
    • ホワイトハウスがイスラエルのネタニヤフとウクライナのゼレンスキーを迎えたことで、中東およびウクライナでの緊張が緩和するとの期待からだ。
  • アナリストはS&P 500の第2四半期全体の利益が前年同期比で39%急増すると見込んでおり、その成長の大部分をAI関連株が占めている。(LSEG I/B/E/S)
07/29
  • S&P 500は1ヶ月ぶりの安値を記録し、Nasdaq Compositeは6月の過去最高値から約9%下落した。
    • 米国の大手企業がAI関連投資のネットワークを深め、フリーキャッシュフローを犠牲にしてこの新興技術に数十億ドルを注ぎ込み続けていることを投資家は懸念している。
    • 先端半導体の開発レースや、中国企業によるより安価なAIモデルの投入など、中国からの競争も激化している。
    • 「AIへの支出が将来の成長の基礎を築いている。」(ウォルシュFRB議長)
  • ウォルシュFRB議長は、インフレ抑制に向けた中央銀行の取り組みに対する投資家の懸念を和らげる姿勢をほとんど見せなかった。
  • SK Hynix(SKHY:10%↘)
    • 四半期利益が6倍に急増したものの、投資家の高い期待に届かなかった。
  • Vertiv(VRT:17.26%↘)
    • 四半期売上高が予想を下回った。
  • Ford Motor(F:2.14%↗)
    • 今年2度目となる通期利益見通しを引き上げた。
  • Lennox(LII:20.97%↘)
    • 通期利益見通しを引き下げた。
  • Visa(V:0.58%↗)
    • ワールドカップに伴う旅行需要に支えられ、四半期利益が市場予想を上回った。
  • アナリストはS&P 500の第2四半期全体利益が前年同期比で40%急増すると見込んでおり、その成長の大部分をAI関連株が占めている。(LSEG I/B/E/S)
  • 力強い業績見通しと最近の株価下落により、S&P 50の予想PERは約20倍となり、10年平均の19倍をわずかに上回る水準にとどまっている。(LSEG)
07/30
  • Microsoft(MSFT:15.51%↗)
    • 四半期売上高およびクラウド事業の成長見通しが市場予想を上回った。
    • 設備投資額が予想を下回ったことを報告し、始まったばかりの2027年度を通じて現金を生み出し続ける見込みであると表明した。
  • Meta Platforms(META:7.95%↘)
    • 第2四半期のフリーキャッシュフローが91%減少したと発表した。
    • 高コストなAIインフラ整備による財務上の負担が浮き彫りになった。
  • 「これらはまさに攻防の激しいバトルグラウンド銘柄です。投資家は、多額の設備投資に対する投資対効果(ROI)がそれに見合うものになるかどうか、決めかねています。Microsoftは昨日、期待通りの成果を示しました。そしておそらくMicrosoftは、自身をバトルグラウンドの陣営から信頼されるAIの勝者銘柄へと移行させることができるでしょう。」(Argent Capital Management)
  • 債券市場は緊張状態が続いており、30年物国債利回りは19年ぶりの高水準に急騰しました。
  • Qualcomm(QCOM:2.62%↘)
    • 第4四半期の利益見通しを予想以下と発表した。
    • Apple製品からの売上高が予想よりも早く減少すると述べた。
  • Starbucks(SBUX:1.64%↗)
    • 年間売上高と利益の見通しを引き上げた。
  • 株式の上昇は決して広範にわたるものではなかった。
    • S&P 500の構成銘柄の約3分の2は値下がりして取引されており、等ウェート型のS&P 500 は赤字(マイナス)であった。(Barron’s)
  • ハイテク決算による押し上げ効果が明日まで続くかどうかは、投資家によるAppleとAmazonの決算に対する夜間の評価次第だ。
    • 両社ともに予想を上回ったものの、Amazon株が発表直後に急騰した一方で Apple株は下落し、明日の主要指数は綱引きの展開となる公算が大きい。
07/31
  • Amazon.com(AMZN:15%↗)
    • 過去4年以上で最大となる四半期売上高の伸びを記録した。
    • Amazon Web Servicesの直近四半期の売上高は37%増となり、アナリスト予想を大幅に上回ったほか、利益率も一段と向上した。売上成長の加速と売上高利益率の改善が同時に進むことは、投資家にとって理想的な組み合わせだ。さらに、クラウド事業の成長は、これまで投じられてきた多額のAI投資が結実しつつあることを示す新たな証拠でもある。
    • 「何千億ドルもの資金がAIデータセンターの拡張に投じられた後であっても、AIサービスへの需要は急速に拡大しており、依然として供給を上回っているという証拠が示されたことで、不透明感が晴れた。」(Barron’s)
    • 同社の好成績は、水曜日のMicrosoftの好決算と相まって、AIデータセンターへの過剰投資を懸念していた投資家に安心感を与えた。
    • 「Amazonの支出は単なる不確実な無駄遣いであり、無責任な投資ではないかという懸念がありました。しかし、アンディ・ジャシーCEOはそうした不安を見事に払拭してみせました。」(Longbow Asset Management)
  • Apple(AAPL:7.4%↘)
    • 供給制限が業績成長の重荷になると警告した。
    • 近年のiPhoneの値上げが消費者の需要を鈍化させるのではないかという懸念も重なった。
  • Microsoft(MSFT:3%↗)
    • 同社は市場予想を上回るクラウド事業の伸びを見込んだことで、木曜日の上げ幅(15%超)をさらに広げる形となった。
  • Monolithic Power Systems(MPWR:8%↗)
    • 第3四半期の売上高見通しが市場予想を上回った。
  • 米取引所の出来高は206億株に達し、過去20営業日の平均である171億株を大きく上回る活発な取引となった。
  • 第2四半期のS&P 500全体の利益成長率は47.4%増(予想は38%)に達すると見込まれている。(FactSet)

2.主要経済指標

米国主要経済指標

2-1.マーケット記事斜め読み(②経済指標関連)

07/27
  • 6月のPersonal Consumption Expenditures(PCE) Price Indexは中央銀行の決定の翌日に発表される予定だ。
    • 今年後半の金利に対する市場の期待を形成する上で重要となる。
07/30
  • 貿易赤字が拡大したため、第2四半期の米経済成長は減速した。
    • 経済は1.5%のペースで成長し、予想の2.1%増を下回った。
    • 別のデータでも、6月の米インフレが減速したことが示された。

2-2.マーケット記事斜め読み(③FRB関連)

07/27
  • FRBの金融政策決定は水曜日に予定されている。
    • トレーダーは中央銀行が金利を据え置く確率を62%、25bpsの利上げを行う確率を38%と見込んでいる。(FedWatch)
07/28
  • FRBは水曜日に金利決定を発表する予定だ。
    • 市場参加者は中央銀行が金利を据え置く確率を71%、25bpsの利上げを行う確率を29%と見込んでいる。(FedWatch)
07/29
  • 金融政策を決定するFOMCの委員12名のうち3名が、今会合での0.25%の利上げを選好して反対票を投じたものの、標準的な金利を3.50%〜3.75%の範囲に据え置くというFRBの決定は概ね予想通りであった。
    • インフレ率は5年以上にわたり中央銀行の目標を上回って推移しており、中東での戦争が世界的な燃料・食料価格を押し上げたため、先月までは加速傾向にあった。
    • 「FRBは問題に取り組んでいる。」(ウォルシュFRB議長)
    • 「FRBは予想通り現状維持を選択した。しかし、より大きな問題は、彼らが9月にどれほどの利上げ圧力に晒されるかだ。インフレは過熱しており、原油価格が高騰する中、市場は次の利上げが実に9月に行われると見込んでいる。」(Carson Group)
  • 「ウォルシュが対話を縮小し、中央銀行を再編するという自身の計画について、市場参加者を力説・説教しているかのように感じられた。非常に口先が上手い人物だ。彼が世界最高のFRB議長にならないと言っているわけではありません。もしかしたらそうなるかもしれません。しかし、彼は市場の最も重要な要素の一つに劇的な変化をもたらしました。これはゲームではありません。人々は資金を失わないように必死なのです。そして私たちは金利の先行きを管理しようとしているため、私にはこれが極めて過激なコミュニケーションの変更に思えます。(債券市場からの)インフレに対する信認を少し失った。」(Sevens Report Research)
  • 「事態を要約する最良の方法は、ウォルシュのインフレに関する強気な発言が、行動を伴わないただの強がりなのではないかと市場が疑問を抱いているということです。株式市場は現在、債券市場に反応しています利回りの上昇とインフレは株価のバリュエーションにとってプラスには働きません。特に、テクノロジー分野の支出への影響についてすでに市場が神経質になっている時にはなおさらです。」(Interactive Brokers)
    • イールドカーブの大幅なスティープ化(長短金利差の拡大)
      • 30年財務省証券(米国債)の利回りが5.14%に急騰した一方で、2年物利回りは4.23%まで低下した。
07/31
  • 今週のFOMCで利上げを支持して反対票を投じた3名のFRB高官は、インフレ率を米国中央銀行の目標である2%まで低下させるため、即座に行動を起こすよう呼びかけた。
  • 市場が織り込む9月のFOMCでの利上げ確率は65%となり、1週間前の82%からは低下したものの、木曜日の63%からは微増しました。(FedWatch)

3.投資状況(Performance&Market Value)

ポートフォリオ(Market Vlue)

【ある長期投資家の独白】

  • 購入:なし
  • 売却:なし
  • 配当金:なし

「忍耐」や「我慢」という言葉には、かなりネガティブな響きがある。
やりたくないことを我慢してやるのは単純に不愉快だし、何かに耐えるというのはあまりにも受動的な態度に思えるからだ。.....
でも社会が加速するにつれて、事情が変わった。
忍耐が強みになる場面が増えたのだ。
誰もが急いでいる社会では、急がずに時間をかけることのできる人が得をする。大事な仕事を成し遂げることができるし、結果を未来に先送りするこなく、行動そのものに満足を感じることができる。.....
現実の速度をコントロールしようという幻想を捨てたとき、現実が本当の意味で自分のものになったのだ。現実と自分が、ようやく一致したといってもいい。

「限りある時間の使い方(オリバー・バークマン著)」より

【過去記事】

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では、また。

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